西洋占星術は少なくとも3000年の歴史があります。
メソポタミア南部のバビロニアでカルデア人によって作られました。
その後、ギリシャに持ち込まれ、様々な概念や哲学が融合し体系化されていきました。
当初は、天文現象や国家的事象を占う天変占術が行われていました。
その後、皇族や貴族を中心に個人の宿命を占う占星術が行われるようになりました。
1967年にアメリカで太陽星座のみを使って人間の性格を分析する簡易版の占星術、
いわゆる「12星座占い」がブームになり、その流れがそのまま日本へ。
現代にある、テレビや雑誌で言われている「星占い」は太陽星座だけを見た占いです。
本来、西洋占星術は太陽系にある10天体全ての星の配置とその星同士、ハウス、サインなど
複雑に影響しあっているエネルギーを読み解き、その人の性格や行動の傾向を読むことができる占術です。
人は、生まれた瞬間にその時間の星の配置のエネルギーを吸い込み、
それが個人の性格などを形作ります。
星のエネルギーの影響を読み解き、その人の人生の目的まで分かってしまう、とても奥深い占術なのです。